野菜の栄養価が劣化しています!

2010年 7月 08日 [なんでもコラム]

現在日本では、とても豊かな食生活のように思えます。
ところが、私たちが口にする野菜などは栄養価が大きく劣化しているのです。
たとえば50年前と今のピーマンでは、ビタミンCを始め、各ビタミンの含有量がずいぶん少なくなっています
(女子栄養大出版部『食品成分表』2訂~5訂より)。

なぜこのようになったかというと、昔はすべて堆肥で作物を作っていましたが、
農薬や化学肥料によって土が疲弊していったからです。
昨年話題になった映画「いのちの食べかた」では、
野菜や魚、肉などのオートメーション化された生産過程が淡々と描かれていました。
安価な食料を大量に供給するためには、ケミカル化でコストを限りなく抑制しなくてはならず、
それは消費者のニーズでもあるわけですが、同時に安心で質の良いものを口にしたいというニーズを満たすことは難しく、
悩ましい問題です。
これは日経ビジネスの内藤眞弓さんのコラムの一説です。

消費者の需要に合わせて流通が価格を決め、本来主役であるべき生産者は蚊帳の外・・・
その結果土は大きく疲弊してきました。

農水省もあまりの農薬使用に歯止めをかけるべく、農薬取締法をはじめ、規制をしてはおりますが、
疲弊した土はそう簡単には戻りません。

長年有機・無農薬栽培を行う農家は、農協の指導に組せず、地域で孤立している場合があります。
孤立してまで無農薬栽培を続けたのは土や作物を愛していたからです。

商品を生産するという感覚はありません、「育てる」という感覚だと思います。
自然の力に感謝し、作物をわが子のように育てる。

人間にとって一番大切とも言える食をどちらの生産者に委ねるかは、消費者が決める事です。
私は、耕地面積で現在1%にも満たない無農薬農家に心からのエールを贈りたいと思います。

 

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